フランス的一日

昨晩というのか今朝というのか、午前零時過ぎに帰宅。三十分、ぼーとビール。寝る。午前三時十五分、起床。ほとんど寝ていない。仕事。ガレージで車の掃除を終了したのが、午前七時。普通なら、八時半には家に着いて...

対峙

ただ木立の娘を守ることだけのために、今までやってきたような惨いことができるかと彼は意思を送った。どういうわけか、その所業は村では木立の娘の仕業として伝えられているらしいが。彼は森に侵入してきた人間を要...

油ストッカーの巻

「油ストッカー」というのは、使ったサラダ油を、一度や二度の使用で捨てるのが「もったいない」ので、ストックして置いて、また使用するための容器である。その容器の中蓋が金網になっていて、その上に「油漉紙」を...

お家へ

「おばあちゃん、今日は車椅子で行こう。おはぎ作りで疲れたでしょう。」 「そんな、もったいない。おばあちゃんは大丈夫だから。」 「いいの、いいの。おばあちゃん。早く、温かいうちにお届けよう。」 「ありが...

小さな一歩

一年中それを待ち焦がれている身にとって、真夏はあまりにも短い。 四季というからには、春夏秋冬がそれぞれ同じくらいの長さでやってくると想像してしまうのだが、そうは実感できない。すでに関東は梅雨入りして...